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電子書籍に関する自炊(じすい)とは、自ら所有する書籍や雑誌を イメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為(デジタイズ)を指す俗語〔 〕。デジタル化(スキャン)の効率化のために、書籍や雑誌を裁断機やホットプレート、アイロン等で分解する行為までを含む。 もともとはP2Pソフトウェアで不特定多数に配布(当然著作権侵害となる)目的で書籍を自身でスキャニングするというネットスラングだった。〔じすい【自炊】モニ太のデジタル辞典 〕 一方で自身では器材を揃えず、書籍のデータ化作業を他人である業者に依頼することを「スキャン代行」〔 〕、「自炊代行」〔 〕と呼ぶ。 == 概要 == 書籍の電子化の際、データを「自ら吸い込む」ことから「自炊」と呼ばれるようになった〔 産経新聞 2010年12月6日付 第15面(生活面)「賢く節約 マル得のススメ 蔵書の電子ファイル化」より。 〕。 メディアが取り上げる背景としてAmazonのKindleやアップルのiPadなどの電子ブックリーダーの登場と、それにあわせて富士通(PFU)やキヤノンなどのメーカーが民生向けのドキュメントスキャナを安価に投入するなどの動きにより個人が「自炊」をする際のハードルが低くなったためである。 電子ブックリーダーやパソコンで読める電子書籍の流通量は紙の書籍・雑誌に比べて少なく、こういった機器の一部の利用者は、自ら保有する紙製の本を「自炊」することでPDFファイル等に作り変え、情報の携帯性と永続性〔 デジタルデータそのものは紙製の書籍類と異なって経年劣化しないが、データを記録するメディアはCDやDVD、BD、HDDのいずれであってもその寿命は有限であり、データが読み出せなくなる前に新たなメディアへ書き写さないと情報は失われる可能性がある。 〕に加えて保管場所の縮小という利便性を得ている。「自炊」によってオリジナルの本は裁断されるため破棄されることが多いとされるが、ネットオークションで「裁断済」の本を出品する者もいる〔 〕。ネットオークションで「裁断済」の本を出品する行為自体は違法行為ではないとされている〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自炊 (電子書籍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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